植物博士の文章錬成所

小説で植物の情報を伝えていく!(それ以外の記事が立つこともあります)

自家製フローラルウォーターを作りませんか? ~植物利用のススメ~

台風が去り、本格的な秋冬の訪れを感じる様になりました。

そして、つぼみを付けた我が家のキンモクセイ

…あるとはこの日を待っていたのです。

去年、知人がこれを使って、フローラルウォーターを作っていたからです。

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ハーブウォーターメーカーでキンモクセイを蒸留している図

いや楽しいですね!!!!理系だからでしょうか…

これはHARIO製ハーブウォーターメーカー(*1)と言いまして、植物から香り成分を含む水を取り出すものです(蒸留と言います)。香り成分には様々な効能があり、特に人間の精神を整える効果には要注目です。

使い方は以下の通り。

1.ビーカー部分に抽出したい植物と水を入れます。
  植物は、抽出したい部分だけを入れると、欲しい香りだけを抽出できます。
2.フラスコと台、そして保冷剤を載せる蓋をセット。
3.ロウソクで温めると、水が煮えて気化します。
  この気化した水は上部の保冷剤に冷やされ、蓋を伝ってフラスコに落ちます。

4.4時間煮込めば、フラスコ20mLはほぼ溜まります。
5.ハーブウォーター、あるいはフローラルウォーターの出来上がり!
  煮沸消毒した瓶に保存し、早めに使い切るか冷蔵庫で保管しましょう。
  

今日も植物は沢山の恵みを人間に与え、受け取られなかった恵みを地に還しています。

植物をもっと利用する方法の1つとして、ハーブウォーターメーカーはいかがでしょうか?

 

それでは、よいプラントライフを!

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*1:廃番品なのでメルカリ辺りを探すか、リカロマを利用します。

リカロマ:https://www.rikashitsu.jp/rikaroma.html

理科室の蒸留装置は場所を取るし、揃えると間違いなく10万円以上かかります。

それを考えると、安くてお手軽です。

リカロマはオイルセパレーターもあるので、自家製エッセンシャルオイルを採りたい人にもおすすめですね!

 

今週のお題「秋の空気」